刺身の盛り付け方について~良い例と駄目な例
刺身の盛り付け方
刺身の盛り付けは人それぞれ色があり、これが正しいというものはありません。ただ間違って盛り付けている場合などがあり、基礎基本はきちんと頭にいれておかなければなりません。
刺身の盛り付けの基本
刺身は日本料理であり、日本料理の盛り付けの基本はお皿の左上から右下に流して盛ります。これは日本では古来から右利きに強制するという文化があり、日本人の大半は右利きであります。
その為体の右側を中心に使うので、利き腕という言葉に対して、目に“利き目”というものがあり、左上から右下にかけて流して見てしまうもの。
なので目にあわせた盛り付けをするほうが落ち着いて見えます。
(例:カンパチの盛り付け)
左上にけんを置いて、右下に向かって盛り付けていくのが基本。刺身は奇数で左に流してまとめていくと綺麗に見えます。
また奥が高く手前をそれより低く盛ることによって、全体的にまとまって見えるので綺麗に盛り付けることができます。
刺身を際立たせるあしらい
先ほどの例であげたもので説明していきます。あしらいというのはその刺身自体を綺麗に見せるために盛るもの。あしらいが刺身を隠してしまうぐらい大きい、あるいは量が多いものは、逆に汚く見えてしまいます。
(悪い例)
(良い例)
どうでしょうか?良い例のものは刺身が際立って見えますが、悪い例のものは刺身よりもあしらいに目がいってしまいます。
またあしらいの種類にも色々あり、刺身の色合いを際立たせるものを盛り付けるのが望ましいです。マグロに赤色のあしらいを盛り付けたところで意味がないのはわかりますよね?
次の写真はあしらいの量が間違っている盛り付けです。
(悪い例)
(良い例)
違いがわかるかとは思いますが、主役は刺身です。あしらいではありません。
盛り付ける際には量とバランス、そして色合いを意識していけば綺麗に盛り付けることができます。
(完成例)
まとめ
お刺身を盛り付ける時は左上から右下に盛り付け、色合い、あしらいの量に気をつけて盛り付けていくと、綺麗に盛り付けることができます。
また日本料理は引き算の美学といわれており、あしらいを盛ればもるほど良くなるものでもありません。一番刺身が綺麗に見える量で盛り付けていきましょう。
また自分が綺麗だと思う盛り付けを参考に盛り付けるのも一つの手。次回は刺身の盛り合わせについて記事をまとめていきます。
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