SHIINBLOG

飲食経営コンサルタントの呟き日記

和食洋食と修行後、居酒屋や創作料理店など計5店舗管理しその後独立。準備~開業~経営~展開まで、お役に立てれば幸いです!たまーに趣旨と違うこと書きます。笑

【経験者は語る】飲食店開業時の融資を通すためのポイントとは?

融資を受ける前に…

融資を受ける前にまず融資に備えて準備することが大切です。

 

恥ずかしながら私は1度融資の審査に落ちた経験があります。

その時の原因は準備不足でした。

 

1度審査に落ちると、その後6ヶ月は融資を受けることができません。

(実質1年間は我慢して待ったほうが良い。)

 

なので、融資の審査を受ける際には万全の状態で向かいましょう。

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融資はどこで受けるのがベスト?

 新規開業での銀行融資は余程のコネや保証人がしっかりしていないと難しいです。

 それに公的融資に比べ金利が高いのでオススメしません。

 

融資は日本政策金融公庫や信用保証協会での公的融資を検討してください。

 

国や市からお金を融資してもらうので、他と比べ断然金利が安い。

また年齢や経験によってさらに安くなるケースもあります。

(融資の内容は場所によって違いはあれど両者ともほとんど変わりません)

 

公的融資を受ける為に…

まず開業場所を決めましょう。開業場所を決めたらその市にある日本政策金融公庫や信用保証協会に電話してください。

(地域によって管轄が違う為です。)

 

電話で資料請求すれば自宅に借用書や創業計画書、書き方の説明や融資の内容説明など送ってくれます。

 

そして開業予定場所の不動産屋におもむき、物件を決めましょう。

あと、ご自身のお店に必要な設備の見積もりや、内装業者の見積もりなども必要です。

 

 

必要経費の詳細を創業計画書に書き込んで、

借用書を書き面談(審査)に受かれば融資を受けれます。

※申込金額によっては推薦書なども必要です。

 

 

ざっくりと話すとこんな感じですが…

私はもっと濃い話をしたいと思います。

 

まず、日本政策金融公庫で上記の手順で融資を受ける準備をします。

不動産で物件を決め、創業計画書と借用書を記入し、

その後その市の商工会議所に行きます。

 

商工会議所は市内や区内の経営者が集まっている場所で、

自分で経営してからでないと会員にはなれません

 

融資を受け開業後会員になりたいという旨を伝えると、

熱心に話を聞いてくれます!

 

記入を終えた必要書類を持参するとダメなとこは修正してくれたりと

融資の審査に通るよう全面協力してくれます。

 

開業後は絶対会員にならないとダメとかは決まりはないので、会員にならなくても問題はありません。

 

ただ地域によってはクレジットカード決済の手数料が半分で済むようになったりその他サービスが多く、

年会費(年間1〜2万円の間程度)を払ってもプラスになる場合も多いのでその辺は要検討してください。

 

その後不動産屋に連絡し、物件にお金を入れ他の人に取られないようにしておきます。

(仮契約です。融資が下りなかったら契約破棄の契約を結んでおいてください。)

※金額は不動産屋と相談し決める。

 

並行して内装業者の見積もりを入れる等は忘れずに!!

 

 

ここまできたら日本政策金融公庫に行き、記入した書類を確認してもらい申請。

面談の日程が決まりしだい本番(審査)です。頑張ってください!!

 

もし万が一日本政策金融公庫の審査に落ちても

信用保証協会での融資の審査には通ったケースも珍しくはありません。

(審査方法が違う為)

 

融資の面談に聞かれること

私が面談中聞かれたことは…

経歴について、前の職場の住所など

従業員について、なぜこの人数なのか?

売り上げの根拠は?

仕入れ先について場所

設備資金についてどこに何をおくか…など

(逆にあまり質問してこない面接官もいました)

 

基本的にこれは聞かれるという事はないです。

なぜなら面接官が私を面接した方と一緒ではないからです。

 

ただ1つ言えることは、こう聞かれたらこう答えるという予習復習ではなく、

どんな質問がきても返せるように自分のオープンしたい店について

しっかりと詰めておく必要があると思います。

 

自店の強みや弱みを把握し、どのような客層をターゲットにどれぐらいの席数何回転させて目標売り上げを作るのか、

 

仕入にどうこだわりがあり、どの食材を使った料理をどのように提供するのか。

 

従業員を何人雇って何人アルバイトで雇用するのか、またどのように教育し提供させるのか。

 

どういう店の雰囲気でどういう音楽を流し、お客様にどういうお気持ちで過ごしていただくのか。

 

いろいろあると思いますが、ご自分でしっかりと考えを詰めて内容を濃くしておくと、

自然と聞かれても困るようなことはなくなってくるかと思います。

 

面接官も金貸しのプロです。ミスすると自分の責任ですので

常に疑い質問を投げかけ顔の変化を凝視しています。

嘘はすぐバレますので、常に素直に質問に答えるようにしましょう。

 

重要なことは人と人との対話です。面接官も人です。

嘘をつかれたら嫌われて当然。

 

合う合わないもあると思いますが、

逆に相手が人なら自分が好かれれば決まったも同然ではないですか?

私はそう思います。

 

 

このブログを読んでくださった皆さんの開業のお手伝いができれば幸いです。

もっと詳しく聞きたい方はコメントください。

できる限り手助けできればなと思っておりますので。

 

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