【飲食開業】雰囲気で他店との差をつける内装作りの3つのポイント
雰囲気で他店との差をつける
飲食店開業時、自分の作りたいお店のイメージがありますよね?内装作りはそのコンセプトに合わせて考えていくのがベスト。その際にお客様にどう感じていただくかの店内演出についても考えながら設計していきましょう。
まず店内をどういった雰囲気にしたいのかで内装(床、壁、天井、家具等)を決めます。この時にお客様の満足度に直接的に関わるのが家具、照明、そして音響です。
家具でお客様の満足度が変わる
実際のところ、飲食店の内装で1番重要なのは家具と言っても過言ではありません。(飲食店における家具とは椅子やテーブルのこと。)
お客様が実際に利用して貴重な時間を過ごすので、家具の仕様によって満足度が変わってきます。
例えば座り心地の良い椅子などを置くと、確実に満足度が上がります。客単価も上がりやすくなりますが、同時に席の滞在時間も長くなります。ですのでお店のコンセプトに合わせて決めていく必要があります。
家具のサイズの重要性
食事を提供するお店などのテーブルの高さは約70㎝が基準。そしてゆったりとお酒を飲みながら過ごしてもらうお店などは低めの高さで、短い時間で食事を済ませ回転を組むお店は椅子は高く設定しています。
椅子の高さは40㎝が基準で、これも同様にゆったり過ごしてもらうなら低めの高さ。短い時間で食事するなら低めの高さの椅子の設定です。飲食店を初めて開業する方には失敗が多いので、頭の隅に入れておいてください。
また業務用の家具類は家庭用と比べて、耐久性が高い設計なので非常に値段が高いです。全く同じデザインの家具でも値段が違うのは、品質に違いがある為。
現在飲食店を経営している方で、家具を買い換えようかと検討している方は、一度自店の家具のサイズを測ってみてください。お店のコンセプトと合うようならいいですが、違うならサイズを考えて購入すると、お客様の満足度が違ってきます。
照明や音響で居心地の良さを追求
照明や音響についても同様に、お店のコンセプトによって変えるのがベスト。飲食店は小売店の店舗とは違い、お客様が店内で食事や飲み物などを楽しみ、時間を過ごすことで料金を頂戴し経営します。
そのため来てくださっているお客様に、居心地の良さを追求することがより満足度を高める結果に繋がる。
照明の多様性
飲食店の照明には料理が美味しそうに見える明るさや、眩しくない程度の光、見せたくないところ(厨房とホールの境目)を見えづらくするなど、様々な要素を兼ね備えています。
家庭でよく使われる全体的に明るくする照明ではなく、部分照明(一部分を照らす照明)や間接照明(光源が見えない照明)などが多いのはこのため。
照明の明るさや光色によって、お店の雰囲気はがらりと変わります。お客様に落ち着きを提供したいのなら少し暗めの照明、楽しく飲み会で使ってもらいたいのなら明るい照明など。
お店のコンセプトや店の内装に合わせて照明を配置し、雰囲気作りをしていくのが効果的です。
音響設備の効果
この音響に関しては必ずつけないといけないか?と言われたらそうではありません。しかしながらBGMなどの音響の効果は非常に優れたものがあります。
雰囲気作りもさることながら、適度な音量があることによって、お客様に安心感を与えます。静まりかえった店内ではお客様同士も話しづらい。周りの声に気を使わせてしまいます。
また音響にこだわると、販売促進も行ってくれます。宴会などでお客様が自店を使ってくれた時に、少し激しめの音響(明るいノリがいい曲など)にしておくと盛り上がりやすく、お客様のお酒のペースが増え客単価が上がりやすいなどの結果も出ています。
ゆったり過ごしてもらいたい場合は、落ち着いた音響にしておくと、お客様の満足度が上がりやすい。
まとめ
このように内装を自店のコンセプトと合わせることによって、非常に良い効果が生まれます。お客様に居心地の良さを追求することによって、満足度を高めリピートに繋がる。
周りの飲食店にどう差をつけていくのか?料理の味、接客が完璧で尚且つお客様に居心地の良さを提供できれば、確実に周りの飲食店の一歩先へ行けるでしょう。
接客完璧…料理も美味しくコスパがいい…お店の雰囲気が好き…こうお客様が思ってくれるお店は繁盛しないわけないですからね。
ご拝読ありがとうございました。
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