SHIINBLOG

飲食経営コンサルタントの呟き日記

和食洋食と修行後、居酒屋や創作料理店など計5店舗管理しその後独立。準備~開業~経営~展開まで、お役に立てれば幸いです!たまーに趣旨と違うこと書きます。笑

【繁盛店への道】新規開業時、商圏分析により商圏の範囲を予測する。

 

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商圏とは?

自分のお店に集客し来店してくれるお客様の範囲のことを言います。住居または勤務も商圏に含みます。店舗物件が見つかり次第、商圏を検討することが大事です。

 

主にお客様が自店舗に「徒歩」「自転車」「車」などで、一定の時間内に到着することのできる範囲を商圏として定めます。

 

商圏の大きさについて

自店舗に大体徒歩何分ぐらいだと来てくれるのか?を考え商圏を取りますが、この商圏は業種業態によって様々です。

 

よく半径500mなどと大雑把に決め商圏を取る場合がありますが、お客様がお店を調べる際、「現在地から距離がどのぐらいなのか」ではなく「現在地から何分なのか」を重視します。

 

なので商圏を取る際も、自店舗から徒歩何分だと来てくれるのかを考え取ることが大事。

 

商圏の取り方

経営者にとって自店舗の商圏内に、人口が多ければ多いほど有利です。しかしながら、先ほども述べた通り、業種業態によって商圏の大きさが違います。

 

例えばコンビニなどの、客単価が安く来店する頻度が高い店舗は商圏は小さく取り、逆に百貨店などの大型店舗は、客単価が高く来店する頻度は低いので商圏を大きく取らなければなりません。

 

この商圏内に同種の業態がある場合、お客様の取り合いになります。人口が少ない地域では決してしてはいけないので、注意が必要です。

 

コンビニや飲食チェーン店など、店舗がある所のすぐ近く同じ店舗がよくありますよね?これはドミナント出店という戦略(同じ地域に集中的に出店する戦略方法)で、商圏を小さく取れる為、近くに出しても売上をあげることができます。(また運営コストを下げる効果もある)

 

逆にホームセンターや百貨店などは密集させると売上は落ちますが、少し離れていても車などで来てくれやすい。商圏を大きく取るのはこの為です。

 

このように業種業態によっての商圏の大きさがあり、それぞれ強みがあります。自店舗にあった商圏をとり、人口統計を合わせて検討することが大事です。

 

商圏調査、商圏分析を行う

現在出店を計画している店舗があれば、その店舗から地図と時計を持ち色々な方向に向かって移動してみてください。それぞれ自店の商圏に設定する時間を計りながら歩き、地図に商圏を記載していきます。

 

これによってできた商圏内に住む人、働く人が今後お客様になりうる人たちです。以前お話しした統計データを元に、性別年齢などを算出しターゲットがどれぐらいいるかを把握します。

 

また商圏を決める際に山、川などの障害物は基本的に省いてください。山や川の向かい側は基本的に商圏として成り立ちません。(橋がある場合は徒歩で渡り計測する。)

 

よく半径○メートルの円を商圏として…などありますが、実際の商圏は円ではなく歪な形が本当の商圏です。

 

まとめ

商圏の範囲を予測しまとめておくことが、実際営業が始まった後に非常に役に立ちます。また商圏内の人口の内訳(性別や年齢など)により、新規客を増やしたい時に新たなターゲットに向けて打ち出ししやすい。

 

商圏を定め、客層を把握することで、その場所で開業するか否かを決めることが大事です。開業後後悔しないよう、きっちりと商圏分析を行いましょう。

  

 

ご拝見ありがとうございました。

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