飲食店居抜き物件の見るべきポイントについて
居抜き物件はここをチェック!
飲食店を開業するさい、お金をかけて1からつくるスケルトンと、内装がある程度そのままである居抜き物件とあります。
居抜き物件でうまく開業すると、初期費用を抑えることは可能!しかしながら見方を間違えてしまうと損してしまいます。
大事なのは飲食店を開業するときは、飲食店の居抜き物件を探すこと。
飲食店を開業する際、注目すべきポイントについてまとめていきます。
その①水道ガス電気、排気やグリーストラップの設備関係
居抜き物件で契約する理由は主に初期費用を抑えれること、それに尽きると思いますが、初期の設備関係が伴っていないと、1から配線等しかなければいけないので、余計に費用がかさむことも。
水道は通っているか?厨房の配置や少し内装をいじる場合、ガス管、電気などの導線が邪魔をし、やり直さないといけないことも。
また居抜き物件だからといって前の営業していた物件がきちんと保健所を通していなく、必要なグリストや廃棄関係などがおざなりになっている物件もあり、非常に注意してみなければいけません。
自分で開業したい業態を明確にし、地域での保健所の審査に合わせて、尚且つ業態に見合ったガス電気の供給量などをしっかりと見ておく事。
無駄に費用をかけないようきちんと検討していきましょう。
その②外装などの設備関係
・路面店・地下・高階層での居抜き物件と、立地により様々ありますが、建物自体は所有者の資産であり、どこまで自分の思うようにいじれるかもポイントになってきます。
居抜きのまま看板を変えるだけで支障なく営業できるのであればベストですが、内装もほぼいじらず外装も!なんて物件はなかなかありません。
看板は入り口何センチまで?大きさは?外装はとこまでいじっていいの?など疑問に思うことを十分に考査した上で決めていかなければなりませんが、重要なのは近隣店舗や近隣住民とのトラブルです。
エアコンの室外機や重飲食を開業予定であれば排煙タクトなど、室外にあるものも十分に考慮していかなければなりません。前に入っていた飲食店と近隣の状況も違うことがあるため、注意して見ていくポイントです。
その③厨房機器を重点的に
飲食店の居抜き物件であれば、机や椅子はもちろん、厨房機器関連もそのままの物件もあります。これらをそのまま使うことができれば初期費用をグッと抑えることも可能。
しかしながら注意しなければいけないのが厨房機器。冷蔵庫やシンク、ガス台、製氷機やオーブンなど。
いざ営業してから「冷蔵庫が動いていない!」なんて事もあります。飲食店がまだ撤退していない状態での内見であればわかりやすいですが、撤退していれば電気やガス、水道は止まっていることが殆どですので、製造年月日や水管の不具合など注意して見ていきましょう。
その④契約書にも注意が必要
居抜き物件の契約で、閉店時も居抜きで置いておけるか?今現在置いている機材は買取扱いになるのか?注意が必要です。
契約書にきちんと目を通さず、後からスケルトンで出ないといけないような物件、厨房機器が買い取りであり尚且つ不良品である場合など、後から後悔することも。
もし内見後契約を結ぶにあたって、少しでも損がある場合は、徹底的に交渉するのも一つの手です。
また工事の時間なども明確にしておかないと、オープン日に間に合わないこともしばしば。契約書にも不備がないか等しっかり把握しておきましょう。
わからない場合は不動産に助っ人を!
不動産にも住宅に強いところと、居抜きやスケルトンに強いところとあります。専門の物件を扱っている不動産はそれだけ専門知識も蓄えており、物件の不備などわからないところがあれば、専門の知識を持った人に聞くあるいは物件を探してくれた不動産に内見に付き合ってもらうと良いでしょう。
1人で見るのと何人かで見るのでは明らかにミスが減り、契約後泣きを見る確率もへるはず。効率よく物件を見つける為にも、頼んで付き合ってもらうことも大事です。
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