できる部下の育成法 “褒めてけなす”伸ばし方と心構え
できる部下の育成法
部下の育て方については人それぞれのやり方があり、様々な方法が出回っています。しかしながら、部下の性格によってベストな教え方があり、どれが正しいとは言いがたいのが現状。
今回はオールマイティに使える教え方として、“褒めてけなす”伸ばし方についての記事を書いていきます。
“部下は褒めてけなす“とよく伸びる
できる上司はよく使う教育法で、どんな相手でも使いやすい方法になります。ただ単純に部下を叱る、けなすのではなく、相手の良い所を褒めてから注意を促していきます。
例えば職場で掃除はするが、整理整頓ができない部下がいたとします。
「きちんと整理しなさい!」
と頭ごなしに注意するのではなく、
「掃除してる!えらい!ただもう少し整理整頓できるようになればもっといいよ!」
と注意したほうが、部下は確実に伸びます。なぜなら初めに褒める方が人は言葉が入ってきやすく、印象に残る為。
“けなしてから褒める”は万人受けしない。
逆に“けなしてから褒める”は、人によっては言葉が入らない場合があり、あまりオススメしません。
上記の例えでいくなら、
「整理整頓をもっときちんとできるように!ただ掃除はきちんとするのはえらい!」
と悪くはないですが、初めにけなされているとその分反発して後の“褒め”が弱まる傾向にあります。
その為、万人受けする方法としては“褒めてけなす”です。褒められた後の注意は聞いてもらいやすく実行されやすいから。なのでまずは褒めましょう!その次に注意しましょう。
部下を伸ばす上司の心構え
人は悪いところには目がいきやすく、良い所にはあまり目がいきません。
“褒めてけなす”方法を実行していけばいくほど、上司は部下の良い所を見つけようとします。その心構えが部下からの信頼を厚くし、できる部下を育てる良い環境になっていきます。
極論で言えば、信頼している上司の言うことは、どんな言い方であれ部下はついてきます。その為部下からの信頼を得ることがもっとも重要であり、その信頼を得やすい方法が、褒めてけなす育成法なのです。
大事なのは部下をきちんと見てあげること。
このブログの初めに色々な育成法があると記述いたしましたが、そのどれもに当てはまることが、上司は部下を“きちんと見てあげる”事です。
部下が上司によく見られていると感じれば感じるほど、上司の注意に耳を傾けるようになります。その結果できる部下へと成長させていくもの。
“褒めてけなす”方法で伸ばしていくことも大事ですが、育てていきたい部下をきちんと見てあげることも大切。
上司として部下を大切に、きちんと見てあげて伸ばしていってあげてください。その気持ちが大きければ大きいほど、部下は上司を慕い信頼を得て、できる部下へと成長していく架け橋になっていくことでしょう。
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