【紅茶について知ろう】種類と違いについて
紅茶はどうやってできたのか?
紅茶はお茶の葉を酸化発酵させて作られます。今私たちが飲んでいる緑茶…元々は中国から伝わって広まったものです。
17世紀頃中国からオランダに輸出した際、紅茶という飲み物が生まれました。
船で運んでいたので時間がかかり、緑色の葉が酸化発酵し、オランダに着く頃には茶色く変色して現代の紅茶として広まったとされています。
その後イギリスの貴族社会に広まり、日本へは明治時代にイギリスより伝わりました。紅茶に砂糖やミルクを入れるのは、イギリスの貴族の味覚に合うよう調整されたからです。
お茶の分類
お茶は発酵度合いによって呼び名が変わります。
不発酵の葉からできる緑茶、抹茶。
半発酵させた葉からできるのは烏龍ウーロン茶
発酵させた葉からできるのは紅茶です。
紅茶の種類と産地について
Assamアッサム
アッサムと言われるインドの北東にある地区で、世界で最も豊かな茶産地です。アッサムで作られる紅茶は、濃厚な味と香りやコクがあり、渋みも弱くくせがないのが特徴です。
ミルクなどを入れ飲むのが一般的。
Derjeelingダージリン
インドの西ベンガル地方の北端、標高が高いダージリン地方で作られています。マスカットフレーバーと言われるダージリン特有の香りと上品な渋味が特徴。
世界三大銘茶のひとつです。
Nilgiriニルギリ
ニルギリとはブルーマウンテンと言う意味であり、南インドのガッツ山脈で作られる紅茶です。タンニンの含有量が少ないのが特徴で、他のお茶と違い貧血になりにくい。
Ubaウバ
スリランカのセイロン南東部で作られる紅茶です。鮮やかな紅色をしており、刺激的な渋みと香り高い風味を持ちます。
Dimbulaディンブラ
こちらはセイロン中央部で作られる紅茶です。オレンジ色で、渋みが少なく非常に飲みやすいことが特徴の紅茶。
Kamdyキャンディ
こちらもセイロン中央部で作られる、きらびやかな紅色をしている紅茶です。クリームダウンと呼ばれる、白く濁る現象が起きづらい紅茶で、アイスティーに最適な紅茶。
Nuwara Eliyaヌワラエリア
ディンブラ、キャンディ同様セイロン中央部で作られる、赤橙色をしている紅茶。しっかりとした味があり、爽やかな香りが特徴です。
Ruhunaルフナ
セイロン南部で作られる、深い紅色をした紅茶です。独特な香りが特徴で、ミルクティーなどで飲まれることが多い。
Keemunキーマン
キームン、キーモンなどと呼び名がバラバラであるが全て一緒の紅茶の種類です。中国で作られる紅茶で、芳醇な香りと独特な味が特徴。また苦味が少なく色は橙色で、等級があり希少価値の高い紅茶でもあります。
イギリスではこの紅茶を茶会で飲む伝統もあります。
Kenyaケニア
ケニアの山麓で作られる紅茶で、コクがありミルクとあわせても、レモンを入れても合う優秀な紅茶です。
紅茶の入れ方について
味が出やすいよう水は軟水で入れるのが基本です。また酸素を多く含んだ軟水を使うと、茶葉がお湯の中で上下し、良い色と香りが出ます。(シャンピングという)
浸出時間は茶葉の大きさによって異なりますが、だいたい3分程度です。ダージリンなどの茶葉が大きい種類のもので5分程度浸出すればオッケーです。
ミルクティーにする場合、ミルクが温かすぎると紅茶の香りがミルクに負けてしまうので、程よい温かさあるいはやや冷たいぐらいのミルクを使用しましょう。
まとめ
普段何気なく飲んでいる紅茶も、これだけの種類があり、それぞれに特徴があります。
自分の好みにあった紅茶を見つけ、有意義な時間を過ごしてください。
ご拝読ありがとうございました。
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