【飲食店での事故対処法】食べ物が喉に詰まるなどの一般的な救助方法
飲食店での突発事故
飲食店で働いていれば、お客様の突発事故に遭遇する可能性があります。落ち着いて焦らず対処できるよう、ある程度の知識を入れておくことが大切。
まず突発事故として考えられるのは、お客様の持病や病気の発生です。責任者を呼び、応急処置を行い、症状によっては救急車が必要なケースもあります。
飲食店で起こる可能性の高い突発事故についてまとめます。
喉に食べ物を詰まらせた時
大人より子供の方が食道が小さく起こりやすい事故です。気管に入ると咳き込み、食道を詰まらせると吐き気を催します。
気管に入って咳き込んでいる場合、うつ伏せにして腹を抱え、頭を下げさせて背中を強く叩きます。そうすれば詰まった食べ物を吐き出させることができます。
食道に入り吐き気を催している場合は、頭を下にし、指などを入れ吐かせます。
意識を失って倒れた場合
突然意識を失って倒れた場合は、まず衣服をゆるめ吐いても大丈夫なように、横に寝かせます。仰向けで寝かせると自分で吐いたもので気管を詰まらせてしまうので、必ず横に向かせるようにしましょう。
慌てて動かしたり、水をかけて意識を覚まさせようとするのはNGです。主に急性アルコール中毒の場合が多く、意識を失ったままの場合救急車を呼び対応しましょう。
脳卒中で倒れている時
急性アルコール中毒と違い、脳卒中で倒れている場合は、顔が赤くなりいびきをかきます。すぐに医者を呼び、楽な姿勢で寝かせます。
極力頭を動かさないようにし、呼吸がしづらいがためにいびきをかくので、喉を伸ばし楽に呼吸ができるようにしましょう。
また毛布などで保温し、衣服がきつそうならゆるめることも大事です。
その他の事故について
その他飲食店でよくある事故として、「やけど」などの比較的軽度の事故があります。熱々の鉄板をお客様が触ってしまったり、食事中に熱いもので火傷したりとクレームが多い項目です。
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比較的軽い火傷の場合は、冷水を用意または氷水で冷やしたおしぼりなどで、火傷した場所を冷やすようにしましょう。その際火傷により腫れる場合があるので、火傷の場所によっては腕時計などの装飾品は外させましょう。
重症の場合は綺麗な布やタオルをかけ、衣服は脱がさず水をかける処置を行います。また救急車を呼び対応しましょう。
ガスコンロが爆発したり、熱々の油がお客様にかかったりと、意外と多い「やけど」です。冷静に対処できるように、また事故後の対応もきちんと行う事が大切です。
まとめ
飲食店で起こりうる突発事故についてまとめました。事故が起こらない事が一番ですが、働いていれば遭遇する可能性が十分にあります。
頭の片隅にでも入れておき、実際起こった時に対処できるようにしておきましょう。
ご拝読ありがとうございました。