コーヒーの3大原種
朝起きてコーヒー片手にホッと一息…そのコーヒーの種類知っていますか?
今では200種類以上もあるコーヒー豆ですが、実際は3大原種と呼ばれる3つの種類からできています。
まずは3大原種について知ろう!!
1)アラビカ種
アフリカのエチオピア高原原産であるアラビカ種は、楕円形の形をしており、味や香りが良好で有名です。また適度な酸味があり、世界で最も多く生産されています。
主な生産国は、ブラジルやコロンビアなどの南米、エチオピアやケニアなどの中米、インドやフィリピンなどのアジアなどで作られており、コーヒー全体の70%を占める種類です。
2)ロブスター種
丸みを帯びた形をしている種類で、酸味が少なく、苦味とコクが特徴です。主な生産国はアフリカ、インド、インドネシア、フィリピンなどです。
コーヒー生産量全体の20%を占めている種類です。
3)リベリカ種
アフリカのリベリカ地域で発見された種類で、形はひし形のものです。味と香りが強く、また苦味も特徴で、少量しか生産されないのであまり出回りません。
主な生産国はリベリカ、コートジボワール、スリナムなどで極少量生産されています。
コーヒーの焙煎度合と代表的な豆の種類
「コーヒー」はコーヒーの木の実の種子を加工して作られます。
その実を焙煎した後流通しますが、煎る度合により呼び名が変わります。
一般的に流通しているものは、
浅煎り(シナモンロースト)
中煎り(ミディアムロースト)
深煎り(フレンチロースト)
極深煎り(イタリアンロースト)
などの種類があります。
煎りが浅ければ浅いほど酸味が多く、深いほど苦味が強くなる為、自分の好みに合わせて選ぶと良いでしょう。
次に代表的な豆の種類についてまとめます。
コロンビア
コロンビア産で、程よい酸味があり、風味が良いのが特徴です。また苦味は弱いのも特徴。
ブラジル
南米産で、標準的な品質です。酸味が少なく、比較的特徴のない味のものです。
ジャワ
インドネシア産で、苦味が強いものです。酸味が少なく、カフェインの含有量が多いのが特徴です。
キリマンジャロ
タンザニア地方産で、酸味が強く苦味は程よい。高級品として取り扱われる豆で、甘酸っぱい上品な香りが特徴。
アラビアンモカ
アラビア産で、独特の風味と酸味が特徴の豆です。高級品で、香りよりも味に特徴があります。
ブルーマウンテン
ジャマイカ産で、芳醇な香りがありまた程よい酸味を併せ持つ豆です。比較的好む人が多い豆です。
グァテマラ
中米グァテマラ産で、渋みやコクがある豆です。他の豆と配合するときに使われることが多い。
マンダリン
スマトラ産で、世界でも優れた品種と言われています。独特な味と香りと同時に苦味にも特徴があります。
ハワイアンコナ
ハワイ産で、強い酸味と香りがある反面、コクがなく軽い豆です。
コーヒーは奥が深い…
コーヒー豆は上記にまとめた通り、一つ一つに特徴があります。豆の種類によって秀でている面や劣っている面があり、欠点を補い美味しいコーヒーにするために、豆を配合し、ブレンドします。
好みの味を求める場合は、豆の種類にこだわり配合の量を調節したりと、時間と労力を費やさなければなりません。
それだけ奥の深い飲み物だと言えるでしょう。
ご拝読ありがとうございました。
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