なぜ売上が落ちてきたのか原因確認をする
開業した後、順調に売上が伸びてきている段階は、毎日の営業をひたすらこなして行く事が経営の日課となるでしょう。この時期には、飲食店の経営に関して大きく悩むことは少ないはず。
しかしながら順調に売上が伸びてきていても、必ず壁にぶち当たる時期がやってきます。売上が伸び続ける飲食店は存在しません。
壁にぶつかった時に、原因を把握し改善することで、落ちてきた売上を再び伸ばしたり、事業の成長につながります。
1)近隣に競合店が出店
一つ目の要因は、近隣に競合店が出現し、お客様の取り合いになっていることが考えられます。
競合店とは、同じ価格帯の商品を扱っているお店のことです。
こちらに詳しく記載しております。
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この場合は、競合店をよく観察することが大事です。自店舗と比べて長所短所を判別し、対処方法を考えます。
自店が競合店に劣っている場合は負けないよう改善し、 次の一手を考えることが大事です。経営は勝負です。勝てば残り負ければ潰れます。競合店と差別化を図り、どうやって勝つか、そこが重要です。
2)営業の姿勢がマンネリ化
売上が伸びてきている段階では把握しづらい問題です。
(例)
・接客態度が悪い
・メニューが固定化
・全て流作業 など。
オープン景気の後売上が下がるのは、この要因が考えられます。忙しい時に流し流しで作業をしてしまう。忙しくて新メニューを考える時間がない。スタッフのモチベーションが低く、接客が横柄であるなど。
忙しい時こそ頑張り時です。経営に妥協しない、問題点を把握し改善しながら営業を行うことが大切です。
3)外食トレンドの変化
ファッション業界などでは特にですが、時代の流れ(流行)によって売れ行きが左右されます。
多かれ少なかれ、飲食業も時代の流れがあり、自店舗が時代の変化についていけていないという場合があります。
多くのお客様が望む希望に沿って、メニューを考えたり、あるいは次の流行を予測して行動を起こすことが大事です。
経営悪化に早く気づくために
売上や組数、原価や人件費など、経営管理のためのデータは毎日記述し、きちんと分析を行いましょう。特に個人事業に多く、分析を見誤った上で認識が遅れる傾向があります。
現状把握を怠り、長期間経営を続けていると、本当に経営が危なくなった時には改善するのが非常に困難です。
日頃からそう言った事態に陥らないよう、経営するにあたっての数値管理をしっかり行うことが大切です。